10月26日
テーマ:日本近代はいつ始まるか
講 師:歴史地理史学者
京都女子大学・大谷大学
非常勤講師
中村 武生 先生
本日は歴史地理史学者、京都女子大学、大谷大学 非常勤講師、中村武生先生に御登壇いただき「日本近代史はいつから始まるか」についてお話いただきました。
最初は二条城について教えて下さいました。二条城は将軍が上洛した時に泊まるお城と理解していましたが違っていました。当初、将軍は伏見城で将軍宣下を行ない、政務をとっていた事があったのですね。
1779年に天皇になった兼仁(光格天皇)は閑院の宮家の出で、古の時代の復古に力を入れ、江戸幕府との軋轢と格闘されました。もし光格天皇が居られなかったら、今の天皇家は無かったのかなぁ・・・
知らない事を違った目線で解説していただき、驚かされました。
先生の歴史に対する思いが伝わる、熱い授業でした。
次回予告:11月2日
テーマ:藤原定家の秋の和歌を読む
講 師:京都女子大学・摂南大学
非常勤講師
文学博士
細川 知佐子 先生
10月12日
テーマ:おもしろ法律講座
講 師:弁護士
角田 龍平 先生
本日は弁護士、角田龍平先生に御登壇いただき「おもしろ法律講座」についてお話しいただきました。角田先生は元漫才師の経歴を持つ異色の弁護士です。
まずはオレオレ詐欺の話から。そして騙されたふり作戦のお話も。当事者になると冷静な判断が出来ない、詐欺は手を変え、品を変えやってきます。これはどなたにも起こりうる事なんです、と、先生はおっしゃいます。
また、詐欺に掛かった時には、それを証明するものが必要です。証拠、痕跡がすべてで、トラブルの時には形に残す必要があります。そして弁護士が必要な時は、ていねいに話を聞いてくれる。着手金や成功報酬についても明確に提示してくれる弁護士に相談すると良いです、と教えて下さいました。
今、この時代に必要なお話を聞く事が出来た、と思いました。こんなに今必要なお話を、あんなに楽しく笑いがいっぱいで教えて下さるのは、やはり元漫才師だった才能があふれているなと思いました。
次回予告:10月26日
テーマ:日本近代はいつ始まるか
講 師:歴史地理史学者
京都女子大学・大谷大学
非常勤講師
中村 武生 先生
10月5日
テーマ:ヤマトタケル国土統一の真実
講 師:京都シニア大学 学長
京都市歴史資料館 館長
井上 満郎 先生
本日は京都シニア大学 学長、京都市歴史資料館 館長、井上満郎先生に御登壇いただき「ヤマトタケル国土統一の真実」についてお話いただきました。
まずは冒頭、日本書紀と古事記ではヤマトタケルは、「日本書紀」日本武尊(やまとたけるのみこと)、「古事記」倭建命(やまとたけるのみこと)と名前の表記が異なっている。と、その表記の違いについて、また、日本書紀と古事記の社会的な役割と時代の違いについても教えてくださいました。
そして、「倭は 國のまほらま 疊づく 靑垣 山籠れる 倭し麗し」の有名な詩についても、褒める事が言霊によって、生命力を与える。だから新築や出産のお祝いでは、その対象を褒めて褒めて褒めまくるのが大切なのだ、と言った事も教えて下さいました。
なるほど!と納得して、笑って、楽しんで、そしてためになるお話を聞いて、大満足の午前の授業でした。
次回予告:10月12日
テーマ:おもしろ法律講座
講 師:弁護士
角田 龍平 先生