5月30日
テーマ:「源氏物語」と紫式部と近江
講 師:近江の文学研究家
猪飼 由利子 先生
本日は近江の文学研究科、猪飼由利子先生に御登壇いただき「源氏物語」と紫式部と近江 というテーマでお話いただきました。
世界最古の長編小説、くらいしか知らなかったのですが、先生に細かく教えていただいて、ニューヨークのメトロポリタン美術館でも、パリのギメ美術館でも、源氏物語の展覧会が開催されていたと知って驚きました。そして2千円札にも源氏物語が描かれていると聞いて、もっとちゃんと見てみたい!と思いました。
後半は近江にある、紫式部と源氏物語の関連地をご紹介いただきました。説明を聞いて、石山寺の源氏苑に3月に行ってみようと思いました。また、小さい頃から慣れ親しんだ百人一首も、この二人は親子だったんだと知って、源氏物語の世界にもっと興味が湧きました。
いつものようにあつい、熱のこもった先生の授業でした。知らない事をいっぱい教えていただき、楽しい、ためになる午前の授業でした。
次回予告:6月6日
講 師:芥川賞作家
高城 修三 先生
5月23日
テーマ:つながる和食
講 師:山ばな平八茶屋 21代目 主人
園部 晋吾 先生
本日は山ばな平八茶屋 21代目主人、園部晋吾先生に御登壇いただき「つながる和食」と言うテーマでお話いただきました。
神人共食のお話で「柳箸」の事を話して下さいました。お正月の祝い箸(柳箸)は神様と一緒に食べると言う事なのですね。
「斜陽産業としての日本料理」では、絶滅危惧種の話を興味深くお聞きしました。ユネスコの無形文化遺産に登録される、と言う事はそういう事だったのですね。
「日本の食文化をつなげていくために」と言うお話では、日本料理に興味のある人を増やしていく。そして、大学での食関連学部の創設などをおっしゃっておられました。また、嚥下調整食の研究などしておられるそうで、それって本当に必要な事だと思いました。病気の人達が食べやすい食事、食べたくなる食事を研究していただいて、ぜひ今後に役立てて行ってほしいと思いました。
いつも食べている日本食は、実はこういう食事だったのだと、改めて知る事が出来ました。
次回予告:5月30日
テーマ:「源氏物語」と紫式部と近江
講 師:近江の文学研究家
猪飼 由利子 先生
5月16日
テーマ:丹波猿楽発祥の地に
新たな「能楽文化」を創造する
-伝統と革新-
講 師:能楽小鼓方
新作能狂言作家
能楽企画(株)伝楽舎 代表
上田 敦史 先生
本日は能楽小鼓方、新作能狂言作家、能楽企画(株)伝楽舎 代表、上田敦史先生に御登壇いただき「丹波猿楽発祥の地に新たな「能楽文化」を創造する-伝統と革新-」と言うテーマでお話いただきました。
先生は日本の伝統芸能である能楽は、明治になるまでは猿楽と呼ばれていて、丹波猿楽の歴史が最も古いとおっしゃっていました。また、「翁」と呼ばれる、神事にのみ使用される能や、狂言もあり、こういった能を地域で宝にして行く事が必要だ、と言うお話をお聞かせ下さいました。本当に地域のものを守って行くのはとても大切な事で、ただ今ある伝統芸能をそのまま保持して行くのではなく、新しい世代にも受け入れられるように展開して行くのは至難の技だと思うけれど、それに挑戦して成し遂げておられる先生は凄い方だなあと思います。
丹波市には能舞台がない、とおっしゃっておられたので、丹波市にもぜひ能舞台が出来てほしいと思いました。
後半では、先生が創作された新作能の「直政」と「光秀」を謡って下さり、束の間の芸術鑑賞を楽しませて下さいました。やはり生で体験する謡いは素晴らしかったです。今日もためになるお話と、素晴らしい謡いをお聞きして、大満足の行く午前中の授業でした。
次回予告:5月23日
テーマ:つながる和食
講 師:山ばな 平八茶屋 21代目 主人
園部 晋吾 先生
5月9日
テーマ:ポストコロナの市街地活性化について
講 師:和歌山大学 副学長
経済学部 教授
足立 基浩 先生
本日は和歌山大学 副学長、経済学部教授 足立基弘先生に御登壇いただき「ポストコロナの市街地活性化について」と言うテーマでお話いただきました。
ローカルファーストについて、「地消地産」が重要だとおっしゃっていました。「地産地消」ではなかったのですね。そして地域循環図では「RESAS」と言う言葉を教えていただきました。試しに都市名とRESASと入れて調べてみると、その市を取り巻く環境(人口の増減など)が即座に出て来ました。こんなに簡単にその市の環境が分かる事で、どこをどうやって地域の活性化を図って行けば良いのかが見えて来るのだなぁと思いました。
また、これからの地域活性化には芸術家の活動、クリエイティブ ローカル ファーストが期待されるようなお話もお聞きしました。地域の活性化って本当に必要ですよね。これからは自分なりに活動に参加して行こうと思いました。
次回予告:5月16日
テーマ:丹波猿楽発祥の地に
新たな「能楽文化」を創造する
-伝統と革新-
講 師:能楽小鼓方
新作能狂言作家
能楽企画(株)伝楽舎 代表
上田 敦史 先生