1月30日
テーマ:参勤交代の歴史的意義Ⅰ―旅の実態―
講 師:国際日本文化研究センター 名誉教授
笠谷 和比古 先生
本日は国際日本文化研究センター名誉教授 笠谷和比古 先生にご登壇いただき「参勤交代の歴史的意義Ⅰ―旅の実態―」についてお話しいただきました。
江戸幕府により大名の参勤交代が行われるようになり、それにつれて日本人の旅が江戸時代からそんなに庶民に浸透し、日常的であったとは知りませんでした。
大名の参勤交代も17世紀と18世紀では様変わりしている事におどろきました。
参勤交代の旅程を一つ一つ詳しく教えていただく事によって、名所旧跡の訪問や各地の実情の観察など、そして人々との交際など、広範囲にわたって大名達の見聞を広める事に役立ち、しいてはその事が自国を豊かにする事に役立ったのだろうと思いました。
今日もまた、ここにいてこの講義を聞かなければ分かり得なかった、多くの事を教えていただきました。
次回予告:2月6日
講 師:国際日本文化研究センター 名誉教授
笠谷 和比古 先生
1月23日
テーマ:日本庭園史と植治の庭
講師:株式会社造園植治 代表取締役社長
十三代小川治兵衞事
小川 智啓(ともひろ) 先生
本日は株式会社 造園植治 代表取締役社長、十三代小川治兵衞事 小川智啓(ともひろ)先生にご登壇いただき、「日本庭園史と植治の庭」をテーマにお話しいただきました。
日本庭園は自然風景式庭園で、石・水・植物などを用い自然の風景を作り出す様式の庭園であると教わりました。平安時代初期は神泉苑や嵯峨院などの離宮・院御所の庭園で、平安中期になると貴族の邸宅に見られる寝殿造庭園になって行きます。平安時代末期には浄土思想が広まり浄土庭園が造られます。鎌倉時代から室町時代になると、禅の境地を表した枯山水などが発達をしました。枯山水の技法は水を使わずに白砂で水を表現する「見立て」の技法が用いられました。時代と共に変わって行く庭園の有様を教えていただきました。
七代目小川治兵衞さんが作庭された明治時代を代表する南禅寺別荘群、平安神宮、丸山公園、そして東京の旧古河庭園についてスライドや動画を交えて教えていただきました。
平安神宮の庭園の臥龍橋のお話で、倒れかけたように見える松をくぐって臥龍橋に入るようになっているのは、実はそこで一礼をしているのだと教えていただきました。凄い!!と思いました。
旧古河庭園のお話で、「枯滝」に行くと、そこからは見えない「大滝」の音が聞こえる仕掛けをお聞きして、行ってみたい!枯滝を見ながら大滝の音を聞きたい!絶対に行ってみたいと思いました。
次回予告:1月30日
講師:国際日本文化研究センター 名誉教授
笠谷 和比古 先生
1月16日
テーマ:足腰の健康-足のしくみ-
足についての正しい知識を知ろう!
講師:足腰の健康アドバイザーショップ
プランネール代表
中川 善尋(よしひろ) 先生
本日は足腰の健康アドバイザーショップ ブランネール代表 中川善尋先生にご登壇いただき、「足腰の健康―足のしくみ―足についての正しい知識を知ろう!」をテーマにお話しいただきました。
足腰の健康は私たちの年代は皆が気になっている内容ですので、学生さん達は皆さん興味深々でした。
足部の骨の事をお聞きして、足には骨が28本あり、その骨は人間の全体の27%にあたると教えていただきました。いただいた足の骨の図を見ていると、距骨(きょこつ)と踵骨(しょうこつ)が大きくて、この二つの骨が重要なのだとわかりました。
そしてアーチ(土踏まず)についても、人間の二足歩行で生まれた素晴らしい物で、人間にしかないものだ。アーチは歩行の際にバネのような働きをするのだとお聞きしました。
歩き方も先生が自ら実演して見せて下さり、転がるようにして歩くのが良いと分かりました。
ソックスは五本指タイプより、足袋タイプの方が良くて、特に外反母趾の方には足袋タイプがお勧めだと仰っていました。今日もためになるお話をいっぱいお聞きして、楽しい午前の授業でした。
次回予告:1月23日
講師:株式会社造園植治 代表取締役社長
十三代小川治兵衞事
小川 智啓(ともひろ) 先生